こんにちは、公認心理師の津田です!
「公認心理師の試験を受けようと考えてるんだけど、そもそもどんな試験なの?・・・」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて、公認心理師試験の大まかな内容を用意しました!
- 公認心理師の試験勉強を始めたいけれど、何から始めたらいいの?
- 試験の範囲や内容は?
- 問題数や合格点について知りたい!
本記事では、「これから公認心理師試験の受験する人向け」に、ざっくりと公認心理師試験の内容を紹介していきます。
当記事を読めば、なんとなく公認心理師試験がどのようなものかわかると思いますので、ぜひご覧ください!
目次
1.公認心理師の試験範囲について
まず、公認心理師の試験範囲は、「出題基準」に載っています。出題基準は、大項目・中項目・小項目と3つに分かれています。
第五回公認心理師試験の出題基準は、日本心理研修センターのホームページにありますので、必ず目を通してください。
また、出題基準と一緒に「ブループリント」が載っています。
出題基準にはどのような分野が出題されるのか、ブループリントには分野ごとの出題割合が載っています。
どんな分野から問題が出るのかわからないと、そもそも勉強を始めることができませんよね。
それに、公認心理師試験は、各分野の出題割合があらかじめ設定されています。
例えば、大項目の⑪の「社会及び集団に関する心理学」は出題割合は約2%ですが、⑱の「教育に関する心理学」は約9%です。
出題範囲や傾向を知るのって、とても大事なことですよね。その点は大学受験や他の資格試験と同様です。
まだ試験勉強を始めていない人も、すでに始めている人も、とりあえず出題基準とブループリントには一度目を通しておくと良いでしょう。
2.試験時間と問題数について
公認心理師試験は、午前2時間、午後2時間の計4時間で行われます。
問題数は、午前77問、午後77問の計154問です。
2時間で77問解くということは、1問あたり2分弱で解く必要があります。
見直しの時間などを含めると、実際にかけられる時間はさらに短くなるでしょう。
さらに午前午後合わせて4時間という長い試験です。
お昼をまたぐので、コンディションの調整も必要となってきます。
そういった点については、また改めて記事を書こうと思います。
公認心理師試験=4時間で154問ということを頭に入れておいてください!
3.問題の種類と配点について
公認心理師試験の試験問題は、「一般問題」と「事例問題」の2つに分かれます。
ざっくり説明をすると、一般問題とは知識を問う問題のこと、事例問題とはある事例についての対応を問う問題のことです。
実はこの2種類の問題は、配点が異なります。
一般問題は1問1点、事例問題は1問3点です。
午前午後ともに一般問題が58問、事例問題が19問(77×2=154問)という構成になっています。
つまり、試験の総得点は230点となります(116×1+38×3=230)
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、事例問題をしっかり取っていくことが重要であると言えます。
4.合格点について
公認心理師試験の合格点は、総得点(230点)の60%程度以上を基準とするが、問題の難易度で補正することがあるようです。
実際、第3回試験までは合格点が138点以上(総得点の60%)でした。
ところが、第4回試験では、合格点が143点(総得点の約62%)以上と変わったのです。
138点以上取れれば大丈夫、とは思わない方が良さそうですね。
5.まとめ
最後に、今回の内容をおさらいしてきましょう。
- 出題基準・ブループリントに目を通し、試験範囲や出題割合を把握するようにしましょう。
- 試験時間は午前2時間、午後2時間の計4時間です。
- 問題数は午前77問、午後77問の計154問です。
- 問題は一般問題と事例問題の2種類です。
- 一般問題は1問1点、事例問題は1問3点です。
- 合格点は総得点の60%程度以上です。
第5回公認心理師試験の出題基準・ブループリントは、こちらのページに掲載されています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!